.

私の割安株探し(利益面から検討編) 

このシリーズの第5回です。バランスシートの検討が終わったら、次は会社の利益面に着目して検討していくことになります。


-第一回 私の割安株探し(イントロデュース編)
-第二回 私の割安株探し(とにかく探してみる編)
-第三回 私の割安株探し(バランスシート検討編1)
-第四回 私の割安株探し(バランスシート検討編2)

一般的な金融バリュエーション体系においては、投資価値としての会社の適正株価は将来利益の現在割引価値として説明されているものがほとんどです。

つまり、式で表すと
PER=1÷ディスカウントレート(ディスカウントレート=投資リスク−企業の成長性)
であり、例えばPERが20倍の場合、右辺のディスカウントレートは0.05つまり利回りが5%となり、同様にPERが10倍の場合のディスカウントレートは0.1で利回りは10%となります。
何が言いたいかといいますと、PERが低いほど投資利回りは高くなりますが、これは分母のディスカウントレートが大きくなるためです。ディスカウントレートは投資リスク−企業の成長性で示されることから、分母が大きい理由は言い換えれば投資リスクが大きかったり企業の成長性が大きくないと投資家の多くの人々が判断しているからです。リスクが大きい金融商品の利回りが高くなるというのは当然のことですね。

ですが、割安株投資において探すべき銘柄は割安かつ安全領域の大きいものです。割安でありながら投資リスクが低く、企業の成長性も低くない銘柄を探すことになるわけで、通常であればこれはなかなか見つかりません。
ところが相場全体が何らかの力に作用され、一方に大きくブレた時こそ、こうした銘柄に投資できる大きなチャンスが生まれます。

前置きが長かったですが、ディスカウントレートを構成する投資リスクについては前回行ったバランスシートでの検討が重要なのですが、企業の成長性や利益面からについては損益計算書からの検討が必要となります。

続きを読む

バフェットさんの本心 

最近バフェットさんが生き生きしています。
市場が不安定になったときこそバフェットさんの、

好ましい長期的な展望があれば、短期的な株価変動はそれが魅力的な価格で保有高を増やせる機会であるということ以外に、私たちにとっては意味のないものです。
という言葉を私は大切にしたいと思います。
[株をはじめる前に読むブログ バフェット を読むより]

続きを読む

私の割安株探し(バランスシート検討編2) 

バランスシート検討編1で説明した3つの指標(流動比率、負債資本比率、株主資本比率)については、基本的に「割安度」を計るものではなく、その会社が不況時でも乗り越えることができるか、つまり真の競争力を知るために行うものです。
イントロデュース編でご紹介した、バフェットの格言「投資の第一のルールは損をしないこと 二番目のルールは第一のルールを忘れないこと」を忠実に守るには、割安だからといって安易に飛びつかないことが重要です。
バフェットやグレアムのいう真の割安株とは、逆境に直面しても乗り越えられる経営的な体力を持ち、なお且つ割安な株を探すというものです。そんな、経済的合理性から考えれば有り得ないような株が現実に存在する限り、バリュー投資は魅力的であり続けると思ってます。

以下でバランスシートの分析を多少踏み込んでご紹介します。具体的な「企業価値」算定に絡んでくるので重要な部分だと思います。

続きを読む

私の割安株探し(バランスシート検討編1) 

何度も書きますが、バリュー投資とは『本質的な価値よりも安い価格で株を買う』こと。日常の経済活動を考えれば当たり前の話で、価値が100万円の車を200万円で買う人が存在しないのと同じことです。
例えばインターネットや本などを買ってきて、比較しながら妥当な購入価格がいくらであるのか誰でも調べるはずです。もし、この車を60万円で買えたら、それはいい買い物ですね。ですが、安い理由は何らかの傷や故障があるからなのかもしれません。

株式投資においても全く同じことです。そうした傷ものを掴まないこと、そのために多角的に検討する必要があります。そして、その出発点はバランスシート(貸借対照表)の検討です。少しでも気がかりな点があったら、予め作成済みの「第一次割安株リスト」からどんどん外していく事になります。

続きを読む

私の割安株探し(とにかく探してみる編) 

バリュー投資の場合、バリュー(割安)な株を発掘し、投資を行った段階で99%の作業は終わりです。後は「果報は寝て待て」の諺通り、その銘柄が割安でなくなるまでホールドを続けるだけです。
早ければ数ヶ月程度、長くなれば数年かかるといった具合で、その場合、早急な売買は過去の様々なデータからみても失敗するケースが多いため、忍耐力が必要な投資法だとも言えます。

[では、そんなバリューな株をどうやって探し出すかについて]
ここからは、私なりの方法です。人によって方法は異なる上に、正解というものは存在しませんので割り切って読んで下さい。


続きを読む

.