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ROE/PER・PBR・ROEの密接な関係  

ROEはPER・PBRなどと並んで、株式投資を行う上で絶対押さえておかなければならない指標の1つです。
ROEは、Return On Equityの略で、自己資本利益率(株主資本利益率)と訳されます。余談ですが、『自己資本』ではなく『株主資本』のほうがシックリきます。


[関連記事]
PER・EPSとは
PBRとは
[計算式]
ROE=純利益÷純資産

計算式はいたって簡単ですね♪
ROEは株主から集めたお金を、会社がいかに有効に利益として結びつけたかを示すもので、『資本の効率』を表しています。
ROEはPERやPBRと密接に関係している指標です。この3つの指標の関連性を示すと以下のようになります。



PER・PBR・ROEの関係をエクセルでまとめてみました。

まずROEについて

・ROEが高い会社は資本を効率的に運用しているといえるので、株主に対する責任を果たしている『いい会社』であると一般に言われる。

・かのウォーレン・バフェットは『企業が長期的に株主に報いるためには、高い水準のROEを上げ続けなければならない』と述べている。具体的には長期的に15%以上、できれば20%以上が望ましいとのこと。ちなみに日本の上場会社の平均は5〜6%程度であるといわれている。

・注意しないといけないのは、ROEは分母である『純資産』つまり上図の黄色の部分が小さい場合(言い換えれば負債が大きい場合)に高い数値を示す。

・よって、ROEを検討するに際しては必ず財務体質の健全性を示す『株主資本比率』も合わせて見ること。この数値が低い会社がいくら高ROEでもなんの魅力もない。

結論は、ROEと株主資本比率の適度なバランスが重要であるということです。

PER・PBR・ROEの関係

最後に、PER・PBR・ROEの3つの指標の関係はどういったものなのかという点について書きます。
上図を見ていただくと、純資産を中心として、この3つは深く結びついていることが分かるかと思います。
設定した数値を基に、各指標を算出すると、
PER=1,000÷100=10(倍)
PBR=1,000÷1,000=1(倍)
ROE=100÷1,000=0.1(10%)
となります。

こういう感じで置き換えることができます。

PER(10倍)=PBR(1)÷ROE(0.1)
PBR(1倍)=ROE(0.1)×PER(10)
ROE(0.1)=PBR(1)÷PER(10)


この3つの指標はこういった形で密接に関係しています。これは案外知られていないことですが、重要なポイントです。例えばPBRが低い会社は魅力的にみえるかもしれませんが、ROEも低い可能性があることは計算式から分かります。余談ですが、私があまり低PBRの銘柄を好きになれないのはこうしたことも関連しています。このように、この3つの指標を並べてみると、銘柄を多角的に検討することができ、今まで見えなかったことに気が付くかもしれません。

[結論]
PER・PBR・ROEはまとめて覚えて、銘柄を検討する際にはこれらの指標の関連性を頭に入れておくとよい



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Comments

k

重要指標ではありますが、これで完璧に判断できるとは
多くの投資家は経験上理解しているのもまた事実ですね。まー目安にはなりますが。

>これで完璧に判断できるとは
今回紹介した指標に限らず、株式投資においては『完璧』なるものは存在しません。
どんな指標も一つの目安に過ぎません。財務安定性か?成長か?など、どこに重点をおいて投資家が銘柄を選定するのかは人によります。ただ、その判断を下すには指標の持つ意味を理解しておいた方がよりベターであることは間違いないと思いますが^^

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