少し前に、地震後の一時的な株価急落をみたからでしょうが、以下のコメントを頂きました。
自分の努力の及ばない出来事で財産が吹っ飛ぶなんて怖すぎです。
専業のプロがいる中で仕事の片手間にちょっと儲けてみようなんて考えが甘すぎました。
金で金を稼ぐなんて一生考えず、地道に働いていこうと思います。
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お金との付き合い方において何よりも重要なのは「守るお金」と「攻めるお金」の区別を付けることとリスクの概念を理解することだと思っています。こういう時期だからこそ「お金」との付き合い方を真剣に考えるべきだと思うので引用しました。
お金とどうやって付き合っていくべきかということについては誰でも悩むことです。正解はないのですが、私が考える「お金との付き合い方」の大まかなプロットを図にしてみました。
ライフプランをたてる
お金はそれ自体が目的ではなく、生き抜くため、楽しむため、挑戦するためのツールに過ぎません。目的なく大金を持っていてもそれ自体では意味を持たないので、目的と手段の区別をつけて戦略的な思考で挑みます。そのためにまず価値観に基づいた大まかな人生設計(ライフプラン)をたてます。
車を購入する予定があるとか、教育資金、家の頭金など、数年先に必ず必要となる使途が特定されたお金は「守るお金」です。これらは当然、リスクを極力抑えた運用をすべきということになります。
生活防衛資金を用意しておく
現時点で特定の使途があるわけではなくても、予期せぬ事態に備えて「生活防衛資金(emergency fund)」を確保しておくことも大切です。これについては当ブログでも何度も書いています。個人レベルの資産運用においては特に重要な概念であると思います。
生活防衛資金とは、例えば数カ月分の生活資金をいつでも取り出せる流動資産(預貯金等)で別途管理しておくことをいいます。これは会社が倒産するとか、解雇されるとか、その他予期せぬ事態への備えとしておきます。
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どれくらいの資金を確保するべきか、というのは一概には言えませんが私は年収分を確保しています。今回の大災害において、銀行の通帳を亡失しても身分証明ができれば一定額の引き出しができたそうです。運用に際してはリスクは避け、銀行(定期)預金や郵便貯金などで、できればリスク分散の観点で複数口座で管理しておくべきだということを今回学びました。私は現在、ソニー銀行の一口座だけで生活防衛資金を管理していましたが、ネット銀行だけでなく、少なくとも三行程度には分散管理しておこうと思いました。
余剰資金を「攻めるお金」へ
いろいろな考え方があるのでしょうが、余剰資産を「攻めるお金」に回すべきだというのが私の考えです。攻めるとは、具体的には
リスクをとって投資を行うということです。
リスクというのは突き詰めていくと厄介な概念ですが、プロではない個人投資家については以下のことだけ念頭に置いていれば右往左往することは無くなると思います。
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リスクとはどれだけ儲けたいかではなく、どれだけ損を許容できるかで取るもの
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冒頭で引用したコメントの方は、投資とは「仕事の片手間にちょっとだけ儲け」るものであるという考えをお持ちのようです。私とは「守るお金」と「攻めるお金」の区分、そしてリスクの捉え方が根本的に異なります。投資は「攻めるお金」という認識で行う限りにおいて、儲けるためにやっているのは間違いありません。ただし、投資にはリスクがあるため儲けることもあれば損をすることもあります。そのため投資は損失を許容できる範囲内で行うのが鉄則だと考えています。
最後に、「
金で金を稼ぐなんて一生考えず、地道に働いていこうと思います。」ということですが、サラリーマンであれば確実なキャッシュフローを増やす手段として収入の増加を目指すべく努力するのは当然の話です。短期売買と仕事はトレードオフの関係にあるので、サラリーマンは短期売買はあまりやるべきではなく、長期的なスパンで投資に取り組んでいく必要があると思ってます。はじめから「片手間でちょっと儲け」ようなどと目論むべきじゃないです。