01.06.2008
私の割安株探し(バランスシート検討編1)
何度も書きますが、バリュー投資とは『本質的な価値よりも安い価格で株を買う』こと。日常の経済活動を考えれば当たり前の話で、価値が100万円の車を200万円で買う人が存在しないのと同じことです。
例えばインターネットや本などを買ってきて、比較しながら妥当な購入価格がいくらであるのか誰でも調べるはずです。もし、この車を60万円で買えたら、それはいい買い物ですね。ですが、安い理由は何らかの傷や故障があるからなのかもしれません。
株式投資においても全く同じことです。そうした傷ものを掴まないこと、そのために多角的に検討する必要があります。そして、その出発点はバランスシート(貸借対照表)の検討です。少しでも気がかりな点があったら、予め作成済みの「第一次割安株リスト」からどんどん外していく事になります。
例えばインターネットや本などを買ってきて、比較しながら妥当な購入価格がいくらであるのか誰でも調べるはずです。もし、この車を60万円で買えたら、それはいい買い物ですね。ですが、安い理由は何らかの傷や故障があるからなのかもしれません。
株式投資においても全く同じことです。そうした傷ものを掴まないこと、そのために多角的に検討する必要があります。そして、その出発点はバランスシート(貸借対照表)の検討です。少しでも気がかりな点があったら、予め作成済みの「第一次割安株リスト」からどんどん外していく事になります。
STEP2:バランスシート(貸借対照表)から検討する
貸借対照表の基本的な見方については、以前記事にしています。
→貸借対照表の見方1、貸借対照表の見方2
バリュー投資関連の本などを読んでいると、決算書を読む知識は要らないなどと書いているものも中にはありますが、それはどうなんでしょう。どこまで深読みするかは人それぞれだとしても、決算書を読まずして会社の何が分かるというのでしょうか。バフェットやグレアムといったバリュー投資で成功した人達は決算書(特にバランスシート)の検討を重視していました。
会社の設立以来の富の蓄積を、ある時点の財務状況として把握できるバランスシートは、会社の財産は何であるのか、支払能力はあるのか、配当可能な富の蓄積はどれほどあるのかを誰でも無料で調べることができる大変貴重な投資における第一級資料となります。
では具体的にバランスシートのどこをみていけばいいのかについてですが、以下の項目を私は重視します。(多分に主観的です。違った考えもあると思いますがご容赦下さい。)
[流動比率]
流動比率=流動資産÷流動負債×100
貸借対照表の見方2で詳しく書いているのですが、この比率は高ければ高いほど良いです。できれば200%以上は欲しいですが、業種によっては適正値が異なりますので比較が重要となります。この数値は過去5年分程度調べ、推移も見ておきます。段々悪化しているような会社は要チェックです。資金繰りが悪化している可能性があります。
この「200%」の根拠は、グレアムの賢明なる投資家においても繰り返し述べられているところです。流動比率が同業他社に比して低すぎる銘柄は「割安株リスト」から除外します。
[負債資本比率]
負債資本比率=総負債(短期負債+長期負債)÷株主資本(純資産)
(1377)サカタのタネ・・・14,607÷88,189=0.17
(9984)ソフトバンク・・・3,594,615÷716,237=5.0
(7974)任天堂・・・473,578÷1,102,018=0.43
適当に3つの会社の負債資本比率を計算してみました。この指標も上記流動比率と同様に、会社が長期に渡って生き残れるかを調べるためのものです。この数値が1.0を超える会社は、その成長のための資金を主に借入金で賄っていることを示します。
バリュー投資を行うに当たってはまずその株が割安かどうかを考える以前に、長期に渡って安定した経営を継続できる会社であることが前提となりますので、ソフトバンクのように多額の借入金残高があるような会社はいくら割安でも問題外です。
同業他社との比較を行った上で、成長を無理な借入金でまかっているような会社は割安株リストから除外することになります。
関連項目:株主資本比率
株主資本比率=株主資本(純資産)÷総資産×100
この指標についても貸借対照表の見方2で以前触れてますので、そちらを見ていただければと思いますが、基本的に上で紹介した負債資本比率と同じ視点で会社を眺めるための指標です。
つまり、株主資本比率は、会社が無理なく自己資本で成長しているかを表すものです。この両指標を他社と比較検討することで、会社の逆境に耐え抜く本当の強さが分かってきます。
私の割安株探し(バランスシート検討編2)へつづく
貸借対照表の基本的な見方については、以前記事にしています。
→貸借対照表の見方1、貸借対照表の見方2
バリュー投資関連の本などを読んでいると、決算書を読む知識は要らないなどと書いているものも中にはありますが、それはどうなんでしょう。どこまで深読みするかは人それぞれだとしても、決算書を読まずして会社の何が分かるというのでしょうか。バフェットやグレアムといったバリュー投資で成功した人達は決算書(特にバランスシート)の検討を重視していました。
会社の設立以来の富の蓄積を、ある時点の財務状況として把握できるバランスシートは、会社の財産は何であるのか、支払能力はあるのか、配当可能な富の蓄積はどれほどあるのかを誰でも無料で調べることができる大変貴重な投資における第一級資料となります。
では具体的にバランスシートのどこをみていけばいいのかについてですが、以下の項目を私は重視します。(多分に主観的です。違った考えもあると思いますがご容赦下さい。)
[流動比率]
流動比率=流動資産÷流動負債×100
貸借対照表の見方2で詳しく書いているのですが、この比率は高ければ高いほど良いです。できれば200%以上は欲しいですが、業種によっては適正値が異なりますので比較が重要となります。この数値は過去5年分程度調べ、推移も見ておきます。段々悪化しているような会社は要チェックです。資金繰りが悪化している可能性があります。
この「200%」の根拠は、グレアムの賢明なる投資家においても繰り返し述べられているところです。流動比率が同業他社に比して低すぎる銘柄は「割安株リスト」から除外します。
[負債資本比率]
負債資本比率=総負債(短期負債+長期負債)÷株主資本(純資産)
(1377)サカタのタネ・・・14,607÷88,189=0.17
(9984)ソフトバンク・・・3,594,615÷716,237=5.0
(7974)任天堂・・・473,578÷1,102,018=0.43
適当に3つの会社の負債資本比率を計算してみました。この指標も上記流動比率と同様に、会社が長期に渡って生き残れるかを調べるためのものです。この数値が1.0を超える会社は、その成長のための資金を主に借入金で賄っていることを示します。
バリュー投資を行うに当たってはまずその株が割安かどうかを考える以前に、長期に渡って安定した経営を継続できる会社であることが前提となりますので、ソフトバンクのように多額の借入金残高があるような会社はいくら割安でも問題外です。
同業他社との比較を行った上で、成長を無理な借入金でまかっているような会社は割安株リストから除外することになります。
関連項目:株主資本比率
株主資本比率=株主資本(純資産)÷総資産×100
この指標についても貸借対照表の見方2で以前触れてますので、そちらを見ていただければと思いますが、基本的に上で紹介した負債資本比率と同じ視点で会社を眺めるための指標です。
つまり、株主資本比率は、会社が無理なく自己資本で成長しているかを表すものです。この両指標を他社と比較検討することで、会社の逆境に耐え抜く本当の強さが分かってきます。
私の割安株探し(バランスシート検討編2)へつづく
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