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コンビニの深夜営業の是非

コンビニエンスストアの深夜営業を規制するかどうかで、自治体と業界のつばぜり合いが行われています。
発端は、京都市、埼玉県、神奈川県が地球温暖化対策としてコンビニに対する深夜営業の自粛要請を検討していることが明らかになってからのことですが、先日、東京都の石原都知事も定例会見でこのような見解を述べられました。
やっぱりエネルギー節減の時代ですし、ネオンサインだってね、やっぱり夜中までつけていないし、自動販売機の問題も出てきてるから、私はやっぱり、そういうものを自粛していくことが、時代に好ましいことだと思いますけどね。これが例えばどういう形でそれが実現していくかはこれからの問題でしょうけどね。業界は何でもいいから一晩中開けたいかもしれんけれども、そんなにコンビニエントかね?コンビニは
-2008.6.20 MSN産経ニュースより引用−
そんなにコンビニエントだと私は思いますが。
コンビニの深夜営業の規制の理由が「温暖化ガス削減(京都市長)」というのに一体どんな統計的根拠があるのかわかりませんが、個人的には無理があるような気がします。
私は地球温暖化について興味がありいろいろな書籍を読みましたが、コンビニに限らず、何でも「温暖化」に結び付けて、それを是正することが全て正義とされる流れには違和感を覚えつつあります。コンビニの深夜営業の規制については、読売新聞によると、全国21自治体が導入を検討中とのことであり、一種のブームとなりつつありますが、これについて当然ながらコンビニ業界の団体は猛烈に反発しています。
リンク:コンビニ深夜営業規制に反論=JFA会長(ロイター

たまたま、これも先日の報道で知ったのですが、地球温暖化は温室効果ガスが存在していない1万年以上前にも確認されていたようです。
日独仏米とデンマーク、アイスランド、スイス、スウェーデン、ベルギーの9カ国が、96年から03年にかけてグリーンランドの氷床を岩盤まで全長3085メートル掘削。氷床に含まれる酸素や水素の同位体などを解析したところ、約1万4700年前には3年間で約10度、約1万1700年前には約50年間で約10度という温度の上昇が確認された。
2008年6月20日 asahi.comより引用
私は専門家ではないので温暖化の原因は分りませんが、コンビニの深夜営業を規制するのであれば営業の自由に対する重大な侵害ですので、行政側は温暖化とコンビニ深夜営業との因果関係を明確に示さねばならないと思います。世間受けがいいからという理由で規制を行おうとしているとすれば、それは行政権の濫用ではないのかなと。

話変わって、私は旅行好きでいろいろな地方に行く機会が多いのですが、国内の場合、駅や空港から降りた瞬間から気分が萎えることが多いです。その理由は、コンビニ、ファストフード、ファミリーレストラン、スーパー、マンションといった建築物が東京で見ているそれと全く同じものであり、周りの景観を全く損なっているからに他なりません。

その地方に住む人にとってみれば、こうした施設は便利で生活に欠かせないものだというのは当然のことですので、営業自体を規制すべきと言っているのではなく建造物の外観の問題です。一観光客としてみれば、普段見飽きた光景をわざわざ観光先で見たいとは思わないものです。
これは、「全国一律」という名の下に、サービスは勿論のことですが、外観まで全国統一してきた会社の側に大きな責任があると思います。その地方に合わせた外観を取り入れるという、他の先進国では普通に見られる行動をなぜ日本では行う企業が現れてこなかったのか、不思議でなりません。(海外でも外観規制があるのでしょうが)
観光立国を目指しているらしい日本とすれば、こうしたことこそ、規制の対象とすべきだと思います。 問題の解決が企業の自主的な取り組みには期待できないというのは、現在の日本の状況をみれば自明なことです。

温暖化との因果関係についてはよく分らなくても、建造物と都市外観との因果関係は明白です。都市外観は、その地方だけでなく、日本全体の、そしてその地方を訪れる国内外の観光客全ての共通財産ですので、会社も社会を構成する一員として意識を高めてもらいたいです。

そして、この都市外観を巡る動きですが、私のような観光客ではなくその地方に居住する住民自身が長年声を上げ続け、その声に押されて行政も動いたという代表例が京都市の例です。
下の写真は昨年9月に新景観政策が施行された京都市のコンビニの外観。
京都コンビニ1京都コンビニ2
http://ime.nu/www.asahi.com/kansai/news/image/OSK200805120040.jpg
http://ime.nu/www.asahi.com/kansai/news/image/OSK200805080033.jpg

京都市の新景観政策は全国自治体の同様の規制の中でも最も厳しいものとなっているようですが、世界にも名だたる観光都市の取るべき行動としては遅いくらいだと思います。都市の外観を無視した企業による開発により古い町並みは随分破壊されていて、私は同市を訪れた際に落胆しました。
ですが、京都市を模範としてこうした流れが全国に広がってくれば、まだ少なからず残っている地域の特色を次世代に残していく強力な手立てとなっていくでしょう。

企業の側からすれば、新たな規制の導入はコスト増に直結するために手放しで賛成はできないでしょうが、市民が決めたルールを受け入れられないような会社は、その市民によって退場を迫られる時代になりつつあるのかもしれませんね。

17:31 | 話題の企業・業界 | comments (4) | trackbacks (0) | edit | page top↑
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Comments

# 温暖化議論がホットですね
私が思うに、まず石原知事は新銀行東京を整理し、税金の損失を最小に食い止め、そのお金で温暖化対策を行うべきだと思います。
あと、首都機能を地方に分散させることで、都内の渋滞やヒートアイランド現象を減らすほうが有効でしょう。
銀行への課税とか、コンビニの規制なんて、本末転倒のように思えますが。

温暖化ではなく、寒冷化しているという科学者もいます。
【竹内薫の科学・時事放談】地球惑星科学 冷えていくのに温暖化?
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080531/acd0805310900004-n1.htm

by: みきぱぱ | 2008/06/21 19:56 | URL [編集] | page top↑
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こんにちは。
私はコンビニを深夜によくお金なんかを下ろしたりなどで利用してますので、営業規制がかかると困ります。
ATMなんかは金融機関は自社で保有する政策から、セブン銀行などに委託するケースへと転換してますので、その点だけでもコンビニの重要性はとても大きいです。

自分が利用しないからといって、コンビニがコンビニエントではないという発言はどうなんでしょうか?
是非都民にアンケートでもとってもらって確認してもらいたいものです。

さらに、規制の理由が温暖化防止のためというのもなんか馬鹿馬鹿しい話です。「温暖化防止」というものは黄門様の印籠みたく、絶対正義で誰も逆らえない何かがあるんでしょうかね。
by: ぐっち | 2008/06/22 17:10 | URL [編集] | page top↑
#
私は神奈川県鎌倉市七里ガ浜町内会の者なのですが、七里ガ浜海岸にセブンーイレブンが出来てから、
暴走族、改造車族、旧車会、深夜花火族などが集まり、一晩中続くロケット花火の騒音で、
住民の中には不眠で入院するものも出ました。
セブンーイレブンに買い物客以外停めさせるなと言っても、完全無視。
そこで、今では、鎌倉市民の税金を投入して警備員を雇い、7月1日から8月31日までの午後9時から朝の5時まで、
毎日七里ガ浜海岸を警備しているような状態です。
セブンーイレブンは、「巨悪」そのものですね。
七里ガ浜セブンーイレブンは、深夜でも2〜3分おきに車が入って来て、驚きます。
暴走族の苦情も多く、毎日、毎晩、110番され、警察が取り締まりに来ますが、
セブンーイレブン駐車場の中なので、道路交通法で取り締まれず、警察も苦慮しています。
あれは鎌倉とは思えない光景で、環境破壊そのものです。
一度、見てやってください。驚きますから。
そのあまりにヒドイ様子を写真やビデオで撮って、いろいろな人が公開してくれると嬉しいです。
by: 神奈川県鎌倉市七里ガ浜町内会 | 2008/07/18 13:30 | URL [編集] | page top↑
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コメントありがとうございました。
コンビニは便利ですが、仰るような問題はそこに住む方々にとっては深刻な『公害』ですね。
住民の生活上の静謐を乱し、入院者まで出たという原因が間接的にでもコンビニにあるとすれば、それを是正すべく対策を行うべきはフランチャイズの元締めか、コンビニのオーナーのどちらかが行うべきものだと私も考えます。
その地域で利益を上げている企業の責任として何らかの対応があってもいいのかなと。コンビニの場合は店舗オーナーと元締めとの責任関係が複雑そうですが。
by: ぐっち | 2008/07/18 14:22 | URL [編集] | page top↑

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