現在、私は日本個別株、米国個別株、海外ETF、そして自ら組成した
日本端株ファンドに投資しています。投資割合は圧倒的に日本株が高く、総投資資産に占める割合は7割を超えました。
日本個別株(一単元以上)へは現在7社に投資していて、端株も自己組成ファンドを通じて16社に投資しています。昨年のリターンは個別株がマイナス9.7%、端株ファンドがプラス8.6%となっています。なお、端株ファンドは実験の意味合いが強いので投資金額は現在50万円に抑えています。
米国個別株は現在4社に投資していますが、昨年の騰落率は大幅なマイナスです。海外ETFは欧州と新興国に投資する商品2本に投資していますが、こちらも大幅なマイナスで、昨年はマイナス50%程度となっています。
昨年の初頭に総投資額における日本株への投資割合が5割程度だったのに現在では7割を超えてしまった理由は、海外株&ETFの値下がりが日本株よりも激しかったということが大きいのですが、それに加えて昨年の新規投資のほとんどを日本株に充てたということも要因です。
新年を迎えたことですし、私の投資スタンス(個別株)を記しておきます。
【投資スタンス-2009年版】
-日本株重視
しばらく日本株を重視します。海外株への投資をはじめから排除するわけではありませんが、投資資金には限りがあります。経済情勢は日本だけでなく世界中で不透明なものとなっていますので情報が入手しやすい日本市場を重視するというのは私にとっては当然の選択ということになります。海外個別株やETFについては売買を控えます。
-バイ&ホールドに非ず
私は長期投資家であることを自負していますが、それはある銘柄を長期で保有し続けるということを意味するわけではありません。
いくつかの銘柄で組んだポートフォリオを長期で維持するという意味での長期投資です。個々の銘柄のリバランスは頻度は高くありませんが不定期で行っています。具体的には急騰した銘柄の一部を売却し、値下がりした銘柄を買い増ししたり新規の銘柄に投資する等の行動を指します。
会社にも寿命というものがあり、個別銘柄の長期ホールドは危険であるとの考えが根底にあるのですが、この思考過程は過去記事
創造的破壊と長期投資でも触れています。
何が何でもバイ&ホールドというのは私のスタンスではありません。
-ビジネスモデル重視
何よりも、私の場合、会社のビジネスモデル(どうやって稼いでいるか)を知ることからはじまります。投資に際してビジネスモデルを考慮するのは馬鹿げているとか意味がないという意見をよく聞きますが、会社がどうやって稼いでいるのかを知らずして投資といえるのか私には疑問ですね。それに決算上の数字だけを引っぱり出してきて、あれこれいじくるだけでは面白くないでしょ?
永続するビジネスモデルというものは存在しませんが、苦悩しながら成長を模索する企業を見出す作業もまた投資の醍醐味だと思います。ですので必然的に、興味がわかなかった、もしくは理解できなかったビジネスモデルの会社には投資を行わないということになります。今後はこの考えをより徹底していきたいです。
-資産よりもキャッシュフロー
評価にあたっては純資産と株価の関係を示すPBRよりもPERやキャッシュフロー、EBITDAといった利益やキャッシュフロー面を重視しています。利益やキャッシュフローは短期的な変動が大きいので数年間の平均値やここ数年の趨勢も考慮します。
ただ、ここでいう「評価」と平行してB/S、P/L、C/Sも必ず検討します。財務諸表の中ではB/Sを最も重視しています。これは好みの問題なのかもしれませんが、B/Sから見えてくる「何か」を見逃したくないからです。適切な言葉が思いつきませんが。
最終的にはDCF法や
マルチプル法で当該企業の企業価値を推計してみたりしますが、あくまでも参考程度に留めています。私は投資に絶対の指標というのは無いと思っています。算出した企業価値といっても評価者が主観的に算出したものに過ぎないという意味で。
また、投資家視点で経営を考える一部の企業では、
資本コストを考慮した経営目標を掲げているものもあります。こうした会社はキャッシュフロー重視を表明していると言えるので大いに参考にしています。
-思考過程を楽しむ
短期的な騰落で一喜一憂するのを卒業したいと思います。私はもともと短期の騰落を気にしない性質だと思っていたのですが、昨年の大暴落を経験して、完全にはそうでは無かったことを知りました。
自分が信じて投資した会社ですので、もう少し己を信じてもいいのかなと思います。今後の投資活動においては、その過程自体を楽しめる心理的余裕を持って挑みたいです。投資はあくまで人生のおまけのようなもので、主役にはなり得ないのですから。
余談ですが、これからは文脈上適切な代替用語が見当たらない場合を除いて『割安』という用語を使用しないようにしたいと考えています。
これまでは何気なく使用してきたのですが、少し無責任な表現であると思うようになったためです。単に主観的表現に過ぎないとはいえ、受け取り方によっては誤解を招く表現だと感じるようになりました。割安だというからには主観的であっても何らかの論拠を記すことが必要だと思います。これは個別株投資家だけの話ではないです。
また、バリュー投資という用語も訳せば『割安株投資』とでもなるのでしょうが、これについても同じ事が言えます。バリュー投資の定義を、ある手法のみに限定した狭い解釈で捉える人もいれば、より弾力的に解釈する人もいます。私は後者ですが、同じく『バリュー投資』という用語を使用しながら捉え方が異なるケースがあるのであれば、使用するに当たっては注意していかなくてはならないと思うようになりました。
狭い型に嵌められたくありませんので、これからは単に『個別株投資』と書くことにします。
ビジネスモデル重視
ぐっちさん、こんにちは。あつまろです。
投資への考え方、拝見しました。
決算を通して数字で見る経営以外に
ビジネスモデルへの理解は共感します。
超長期的にはビジネスモデルや
経営者(企業)の思想、志向を理解することを
重要だと思っています。
もしよければ、相互リンクさせて頂けませんか。
2009.03.29 Sun 22:56 |
URL |
あつまろ[
編集 ]
あつまろさん
リンクの件、承りました。
長期に渡ってブログを更新されているのですね。
私も見習いたいと思いました。これからもよろしくお願いします。
2009.03.31 Tue 00:44 |
URL |
ぐっち[
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