タイム誌の「Person of the Year 2008」
ちょっと古いネタですが、TIME誌の「Person of the Year 2008」を読みました。雑誌ではなく、Webでですが。(TIME Person of the Year 2008)
TIMEは米国の雑誌ですので、やはり米国のバイアスがかかった選考になりやすいと思うのですが、今年選出されたオバマ氏は文句無しのPerson of the Year 2008だったのではないでしょうか。
TIMEの「今年の人物」といえば、日本においても大いに報道されるので結構有名なのですが、表紙になる人物以外はあまり紹介されることがありません。
オバマ氏は順当だとして、その他の2008年のPeople Who Mattered(重要人物)としてどんな人が挙げられてたのかをご紹介します。
1:Ingrid Betancourt(コロンビア、仏)・・・元コロンビア大統領候補でフランスとコロンビアの両方の国籍を持ち、コロンビア最大の左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)に約6年間拘束されていた人物。昨年7月の救出劇はスパイあり裏切りありといった劇的なもので、間違いなく映画化決定でしょう。(参考:CNN)
2:Rod Blagojevich(米)・・・米政治家(イリノイ州の現職知事(現在保釈中の身))。オバマ氏絡みの汚職で全米に名を轟かせました。(参考:Rod Blagojevich(wikipedia))
同氏はオバマ氏の上院辞任に伴うイリノイ州の上院議員後任候補指名の見返りに金銭を要求した容疑や、職務権限乱用の疑いで逮捕されました。とんでもない政治家です。
3:Gordon Brown(英)・・・英首相。優柔不断で英国民の支持率が低かったのですが金融危機での迅速な対応で名を上げました。どこかの首相も見習った方がいいかも。
4:George W. Bush(米)・・・米大統領。前のクリントン氏は大統領を辞めた後に講演で莫大な財産を築いたようですが彼には需要があるのでしょうか。いろんな意味で歴史に名を残しそうな大統領でもありました。
5:Hillary Clinton(米)・・・クリントン前大統領の妻で時期オバマ政権では国務長官に就任予定の女傑。ウォーターゲート事件の調査団の一員、ファーストレディ、ニューヨーク州上院議員、連邦上院議員を歴任。
6:Robert Downey Jr.(米)・・・ハリウッド俳優。度重なるドラッグ問題でハリウッドから干されていましたが、2008年公開のTropic Thunder(トロピック・サンダー)、Iron Man(アイアンマン)のヒットでカムバック。一度失敗しても再度のチャンスを与えるという風土は日本ではあまり見られない気がします。
7:Tina Fey(米)・・・米の女優、脚本家、コメディアン。大統領選でオバマ氏当選に少なからず影響を及ぼした人物。共和党の副大統領候補のアラスカ州知事のペイリン氏の物マネが全米でバカ受け。日本人が見ても面白さがよくわかりませんが。
8:Richard Fuld Jr.(米)・・・Lehman Brothersの前CEO。昨年9月以降の金融危機のA級戦犯の一人とされてしまいましたが、2000年以降に彼がリーマンから得たサラリーの合計は4億8400万ドル(約420億円)にもなっていることを考えると、全く同情心が起こりません。
9:Robert Gates(米)・・・ブッシュ政権下での国防長官。次期オバマ政権下でも手腕を買われ、引き続き同職に留まる予定という奇跡の政治家。イラクでの治安回復の功が共和、民主両党に高く評価されたようです。
10:Somaly Mam(カンボジア)・・・彼女は物心つかないうちにカンボジアの買春宿に売られ、強姦、暴行を受け続けてきました。自分の本名、家族、そして年齢さえも知らない、壮絶という言葉では言い表せない半生。そんな彼女が綴った私記が世界で話題を呼んでいるそうです。彼女は現在、カンボジアで児童買春・人身売買をなくすための活動を行っています。

幼い娼婦だった私へ まだ読んでいませんが、これを機会に読んでみます。
11:John McCain(米)・・・米大統領選での共和党候補。オバマ氏に惨敗。米国民は老練で保守的なマケイン氏ではなく「Change」を望んだようです。
12:Stephenie Meyer(米)・・・作家。Twilightシリーズが全米でメガヒットし、映画化が決定しました。日本ではまだ話題になっていませんが今年の4月公開予定ですのでその頃にはメジャーになっているかも?

Twilight (Twilight Saga) 私はあんまり興味ないです。
13:Robert Mugabe(ジンバブエ)・・・ジンバブエの大統領。私の中ではこの人は絶対に外せないと思っていましたので、発見して安心(?)しました。政情不安、経済壊滅(インフレ率驚きの2億3100万%!)、コレラ大流行での無策と、ネタには事欠かないムガベ氏ですが、何よりも私が驚いたのは、彼が述べたこの言葉。
ジンバブエではいまだに中世の王権神授説が生き残っているのでしょうか。ちなみに、王権神授説とはwikipediaでは、「王権は神から付与されたものであり、王は地上における神の代理人であるのだから、王は人民に拘束されることがなく、王のなすことに対して人民はなんら反抗できない」と書かれていました。国民が哀れで仕方がありません。
14:Michael Phelps(米)・・・北京オリンピックの水泳で8個の金メダルを獲得した米国の英雄。米国では重要人物かもしれませんが、その他の国ではそうでもないような。
15:Mikheil Saakashvili(グルジア)・・・グルジアの大統領。2008年8月にロシアとの間で紛争(南オセチア紛争)が始まり、注目される。欧米はロシアを非難しましたが、こうした紛争はどちらが正しい、悪いというのは第三者からはわかりません。当初南オセチア州に侵攻したのはグルジア側です。現在進行中のパレスチナへのイスラエル侵攻もそうですが、国際政治を勧善懲悪で断ずる態度は正しい見方ではないと思っています。
16:The Somali Pirates(ソマリア)・・・ソマリアの海賊。ソマリア近隣の海域を通過する船に乗り込んで人や物資を捕獲し、高い身代金を要求する国際的な迷惑集団。先日、同国の武装グループから拉致されていた日本人医師が釈放されましたが、彼等は海賊では無かったようです。つまり、陸と海で『賊』が横行する超危険な国家、それがソマリアです。現在、世界各国でソマリアの海賊対策に乗り出そうとしていますが、日本はどうするのでしょうか。他人事ではないはずです。
17:Dara Torres(米)・・・米国の水泳選手。北京オリンピックで母にして41歳の彼女が3つの銀メダルを獲得したことに全米が驚愕。運動不足で少々お腹周りが気になっている米国の中年女性達は彼女の活躍に何を思う?
18:Craig Venter(米)・・・ゲノム(遺伝子)研究者。人工生命を作り出す研究に着手していることで有名な人です。この分野は私はよくわかりませんが、微生物を構成する最小ゲノムと、人工生命の合成(ミームの死骸を待ちながら)というブログで詳しく書いてありますので参照してください。
19:Rick Warren(米)・・・宗教家、作家。「パーパス・ドリブン・ライフ」(人生を導く五つの目的)の著者として有名で、この著書は全世界で3000万部以上という記録的な売上を記録しています。なぜ再度この人にスポットライトが当てられたのかというと、1月20日のオバマ次期米大統領の就任式で、彼が祈祷を担当することになったためです。ブッシュ大統領までの9代という長い年月渡って祈祷を担当してきたビリー・グラハム牧師が高齢で退き、次は誰になるのかが注目されていたようです。

人生を導く5つの目的―自分らしく生きるための40章
20:Asif Ali Zardari(パキスタン)・・・パキスタン大統領。パキスタン初の女性首相で2007年12月に暗殺されたベーナズィール・ブットーの夫。前大統領のムシャラフ氏が国民から事実上の不信任を突きつけられ退任した後の大統領選挙で当選したのが2008年の9月のこと。なお、妻であるブットー氏が最初に首相を努めた1988年に彼は大臣の地位にあったのですが、
という人物でもあります。傍からみるととんでもない人を大統領に選んでしまったように思えますがどうでしょう。
以上、20人です。
何人かは違和感がありましたが、ほとんどは納得の選出だと私は思いました。大統領選、金融危機、紛争、オリンピックといった出来事が2008年という年のキーワードだったのでしょう。
最後にPerson of the Year 2008のオバマ氏大統領選勝利演説動画をご紹介。(右下のキャプチャ機能をオンにすれば日本語の字幕が出ます)
2:Rod Blagojevich(米)・・・米政治家(イリノイ州の現職知事(現在保釈中の身))。オバマ氏絡みの汚職で全米に名を轟かせました。(参考:Rod Blagojevich(wikipedia))
同氏はオバマ氏の上院辞任に伴うイリノイ州の上院議員後任候補指名の見返りに金銭を要求した容疑や、職務権限乱用の疑いで逮捕されました。とんでもない政治家です。
3:Gordon Brown(英)・・・英首相。優柔不断で英国民の支持率が低かったのですが金融危機での迅速な対応で名を上げました。どこかの首相も見習った方がいいかも。
4:George W. Bush(米)・・・米大統領。前のクリントン氏は大統領を辞めた後に講演で莫大な財産を築いたようですが彼には需要があるのでしょうか。いろんな意味で歴史に名を残しそうな大統領でもありました。
5:Hillary Clinton(米)・・・クリントン前大統領の妻で時期オバマ政権では国務長官に就任予定の女傑。ウォーターゲート事件の調査団の一員、ファーストレディ、ニューヨーク州上院議員、連邦上院議員を歴任。
6:Robert Downey Jr.(米)・・・ハリウッド俳優。度重なるドラッグ問題でハリウッドから干されていましたが、2008年公開のTropic Thunder(トロピック・サンダー)、Iron Man(アイアンマン)のヒットでカムバック。一度失敗しても再度のチャンスを与えるという風土は日本ではあまり見られない気がします。
7:Tina Fey(米)・・・米の女優、脚本家、コメディアン。大統領選でオバマ氏当選に少なからず影響を及ぼした人物。共和党の副大統領候補のアラスカ州知事のペイリン氏の物マネが全米でバカ受け。日本人が見ても面白さがよくわかりませんが。
8:Richard Fuld Jr.(米)・・・Lehman Brothersの前CEO。昨年9月以降の金融危機のA級戦犯の一人とされてしまいましたが、2000年以降に彼がリーマンから得たサラリーの合計は4億8400万ドル(約420億円)にもなっていることを考えると、全く同情心が起こりません。
9:Robert Gates(米)・・・ブッシュ政権下での国防長官。次期オバマ政権下でも手腕を買われ、引き続き同職に留まる予定という奇跡の政治家。イラクでの治安回復の功が共和、民主両党に高く評価されたようです。
10:Somaly Mam(カンボジア)・・・彼女は物心つかないうちにカンボジアの買春宿に売られ、強姦、暴行を受け続けてきました。自分の本名、家族、そして年齢さえも知らない、壮絶という言葉では言い表せない半生。そんな彼女が綴った私記が世界で話題を呼んでいるそうです。彼女は現在、カンボジアで児童買春・人身売買をなくすための活動を行っています。

幼い娼婦だった私へ まだ読んでいませんが、これを機会に読んでみます。
11:John McCain(米)・・・米大統領選での共和党候補。オバマ氏に惨敗。米国民は老練で保守的なマケイン氏ではなく「Change」を望んだようです。
12:Stephenie Meyer(米)・・・作家。Twilightシリーズが全米でメガヒットし、映画化が決定しました。日本ではまだ話題になっていませんが今年の4月公開予定ですのでその頃にはメジャーになっているかも?

Twilight (Twilight Saga) 私はあんまり興味ないです。
13:Robert Mugabe(ジンバブエ)・・・ジンバブエの大統領。私の中ではこの人は絶対に外せないと思っていましたので、発見して安心(?)しました。政情不安、経済壊滅(インフレ率驚きの2億3100万%!)、コレラ大流行での無策と、ネタには事欠かないムガベ氏ですが、何よりも私が驚いたのは、彼が述べたこの言葉。
| "Only God who appointed me will remove me." (私を罷免できるのは、任命者である神だけだよ。) |
14:Michael Phelps(米)・・・北京オリンピックの水泳で8個の金メダルを獲得した米国の英雄。米国では重要人物かもしれませんが、その他の国ではそうでもないような。
15:Mikheil Saakashvili(グルジア)・・・グルジアの大統領。2008年8月にロシアとの間で紛争(南オセチア紛争)が始まり、注目される。欧米はロシアを非難しましたが、こうした紛争はどちらが正しい、悪いというのは第三者からはわかりません。当初南オセチア州に侵攻したのはグルジア側です。現在進行中のパレスチナへのイスラエル侵攻もそうですが、国際政治を勧善懲悪で断ずる態度は正しい見方ではないと思っています。
16:The Somali Pirates(ソマリア)・・・ソマリアの海賊。ソマリア近隣の海域を通過する船に乗り込んで人や物資を捕獲し、高い身代金を要求する国際的な迷惑集団。先日、同国の武装グループから拉致されていた日本人医師が釈放されましたが、彼等は海賊では無かったようです。つまり、陸と海で『賊』が横行する超危険な国家、それがソマリアです。現在、世界各国でソマリアの海賊対策に乗り出そうとしていますが、日本はどうするのでしょうか。他人事ではないはずです。
17:Dara Torres(米)・・・米国の水泳選手。北京オリンピックで母にして41歳の彼女が3つの銀メダルを獲得したことに全米が驚愕。運動不足で少々お腹周りが気になっている米国の中年女性達は彼女の活躍に何を思う?
18:Craig Venter(米)・・・ゲノム(遺伝子)研究者。人工生命を作り出す研究に着手していることで有名な人です。この分野は私はよくわかりませんが、微生物を構成する最小ゲノムと、人工生命の合成(ミームの死骸を待ちながら)というブログで詳しく書いてありますので参照してください。
19:Rick Warren(米)・・・宗教家、作家。「パーパス・ドリブン・ライフ」(人生を導く五つの目的)の著者として有名で、この著書は全世界で3000万部以上という記録的な売上を記録しています。なぜ再度この人にスポットライトが当てられたのかというと、1月20日のオバマ次期米大統領の就任式で、彼が祈祷を担当することになったためです。ブッシュ大統領までの9代という長い年月渡って祈祷を担当してきたビリー・グラハム牧師が高齢で退き、次は誰になるのかが注目されていたようです。

人生を導く5つの目的―自分らしく生きるための40章
20:Asif Ali Zardari(パキスタン)・・・パキスタン大統領。パキスタン初の女性首相で2007年12月に暗殺されたベーナズィール・ブットーの夫。前大統領のムシャラフ氏が国民から事実上の不信任を突きつけられ退任した後の大統領選挙で当選したのが2008年の9月のこと。なお、妻であるブットー氏が最初に首相を努めた1988年に彼は大臣の地位にあったのですが、
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在職中は関連予算の常に10パーセントを着服していると噂され、メディアにおいて通称「ミスター10パーセント」と悪名を冠されるほどであった。その後、この在職時の汚職疑惑によって8年間獄中にいた。 −wikipediaより引用。 (強調は引用者が行いました)− |
以上、20人です。
何人かは違和感がありましたが、ほとんどは納得の選出だと私は思いました。大統領選、金融危機、紛争、オリンピックといった出来事が2008年という年のキーワードだったのでしょう。
最後にPerson of the Year 2008のオバマ氏大統領選勝利演説動画をご紹介。(右下のキャプチャ機能をオンにすれば日本語の字幕が出ます)
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以前ジンバブエのインフレについて書きましたが、とうとう「100000000000000ドル紙幣」が登場したそうです。
AFPBB Newsより
「100000000000000ドル紙幣が登場、異常なインフレ下のジンバブエ」
ぱっと見ただけではいくらだかわかりませんでした。100兆ジンバブエ... 2009.01.20 22:59
Copyright © 投資十八番(株式十八番!より名称変更) / Author:ぐっち

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